ががやきで尋ねる、千と千尋の世界、戸隠神社奥社に続く杉並木
ある年の11月
風水旅行に、戸隠神社を目指しました。
長野県に滞在1泊2日の旅です。
東京駅から
北陸新幹線かがやき505号に乗車し1時間24分、
長野駅に到着です。
かがやき
かがやきは、
2015年3月14日の北陸新幹線金沢延伸開業に伴い設定され、
和の伝統美と最新技術の機能美を備えた新幹線として、
JR西日本とJR東日本の共同で開発されました。
和の色彩や意匠を取り入れた外観と内観が特徴です。
開運風水には食事と乗り物にこだわった豪華な旅がおすすめ、
ということで、今回はグリーン車にしてみました。
ちなみに、復路は「はくたか」にしました。
往復21,540円
「かがやき」の内装はシックで落ち着いています。
車両内の洗面台とお手洗い付近の廊下。
グリーン車とグランクラスの間の廊下だったかな??
高級感がありました。
長野駅善光寺口
2015年の北陸新幹線金沢延伸に伴い、
長野駅善光寺口は大庇と列柱を特徴とする、
新駅ビルと一体的に建設された5代目駅舎に建て替えられました。
長野駅前案内所を背にして、戸隠神社行きの7番バス乗り場があります。
このバス停から、
午前10:30に
アルピコ交通、ループ橋経由戸隠高原行きに乗車し、
1,350円
約1時間10分予定で
戸隠神社奥社入口に着きます。
経由地のどこかで、
一瞬、左手眼下に雲海がきれいに広がって、
幻想的な景色を楽しめました。
本当に一瞬でしたので、気づくことができて、
幸運でした。
戸隠神社
パワースポットとして全国的に人気のある、戸隠神社。
神仏習合時代は、「三千坊三山」と
高野山・比叡山と並び称される修験道の霊場でした。
戸隠神社は1社だけではなく、
奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の5社で成り立っていて、
その「天の岩戸開きの神事」に功績のあった神々が祀られています。
様々な神様が宿る、創建以来二千年余りの非常に歴史のある神社なのです。
<戸隠神社5社>
1)奥社
2)九頭龍社
3)中社
4)火之御子社
5)宝光社
戸隠神社5社は、少し離れた場所にそれぞれ点在しています。
(奥社と九頭龍社は隣同士です)
この順番で回るとご利益があるとのこと。
岩戸伝説
昔、アマテラスオオミカミが岩戸にひきこもってしまい
世界中が暗くなってしまったので、
八百万の神々たちの働きでその岩戸を開きました。
世界に光が戻ったので、
二度と岩戸に入れないように
神様のお一人が「天岩戸」を下界に投げ、
着地してそれが山になりました。
それが戸隠山だったのです。
また、
西暦800年代の中頃の話として、
「学門」という名の行者が法華経の功徳によって、
9つの頭と龍の尾を持つ鬼をこの地で岩戸に閉じこめた
という言い伝えが、鎌倉中期に記された仏教書の中に残っています。
実はこれこそ、日本神話の「天の岩戸」の物語に対向する、
もうひとつの「戸隠」の起源です。
学門が実在の人物か否かは別として、
平安初期には戸隠が山岳密教の霊山として
注目されていたことは間違いなさそうです。
引用:
こちらの奥社大鳥居から「九頭龍社」「戸隠神社奥社」まで、
約2キロの参道が始まります。
雨上がりで濡れていますが、ここは舗装してあるので
歩きやすかった。
随神門
だんだんと随神門に近づいてきます。
歴史ある戸隠神社の建造物のなかでも最古のもので、
茅葺き屋根の朱塗りの門。
随神門は、寺院における仁王門の役割をしており、
左右に鎮座する随神様が、
境内に邪悪なものが進入しないよう見張ってくれています。
ここから奥社へと続く参道には樹齢400年を超える杉並木。
そこは荘厳な雰囲気を湛え、
神秘的な大自然に囲まれています。
だんだん雨が降ってきて、
厚着をしてリュックを背負っている背中が
雨と汗の湿気で暑くなってきました。
奥社・九頭龍神社
杉並木を抜けて幾段もの石段を登ると「奥社」に着きます。
写真の右手が奥社の屋根
左手が九頭龍神社の屋根です。
ここは、雪の降る季節になると
山深い場所に位置するために完全に閉ざされてしまうとのことです。
約4ヶ月の間、浄化された境内は、今でも高い気を保ち続けていて、
祈りが届きやすいようです。
奥社からの景色
右下に社務所があり、
雨の中、数人がご朱印が出来上がるのを
待っていました。
このころは、ご朱印についてよく知らず、
なぜこの寒い雨の中、
ご朱印をもらうために待っているのだろう?
と、不思議に思っていたのですが、
後に、その意味を知ることでご朱印にはまってしまい、
戸隠神社でのご朱印をいただいていないことを、
もったいなく思うのでした。